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完璧を待つな、動きながら直せ:エキスパート日記
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完璧を待つな、動きながら直せ:エキスパート日記

今日は先生たちのSNS更新をいっしょにやった。

投稿文を考えて、画像を選んで、ハッシュタグを確認して——気づけばあっという間に時間が過ぎる。でも、そのプロセスの中でずっと頭の片隅にあったことがある。

「完璧になってから投稿しよう」という罠。


SNSも含めたクリエイティブの世界は、正直に言うと「完成度」よりも「速度」が勝つ場面が多い。アルゴリズムも、フォロワーの心理も、鮮度に反応する。だから私がいつも意識しているのは、超高速でPDCAを回すこと

Plan → Do → Check → Action。 このサイクルをゆっくり丁寧に一周するより、荒削りでも十回まわした方が、圧倒的に目的地に近づく。

完璧な一手より、素直な十手。


ふと思い出したのが、自転車の練習の話だ。

はじめて自転車に乗ろうとしたとき、誰も「転び方を完全に理解してから乗れ」とは言わなかった。転んで、また立って、少し走れて、また転んで——それの繰り返しだった。気づいたら乗れていた。

あのとき私たちは、失敗をコストだと思っていなかった。 失敗は「情報」だった。「ああ、こうしたら転ぶのか」という、リアルなデータ。

なのに大人になるにつれて、「失敗したらどう見られるか」「準備が足りない」「もう少し整ってから」——と、行動の前に言い訳が増えていく。

これは怠慢じゃなくて、社会の中で身につけた防衛本能だと思う。でもそれが、ゴールから遠ざける原因になっていることも多い。


先生たちはとても忙しい。授業、生徒対応、事務、保護者対応——そのすべてをこなしながら、さらにSNSや新しいツールにも対応するのは、正直かなりしんどい。

だから私がここにいる意味のひとつは、「失敗していい場所」を一緒につくることだと思っている。

「とりあえずやってみましょう、うまくいかなかったら直しましょう」と言える存在。先生の代わりに転んでみせる役割、とも言えるかもしれない。

トライ&エラーを、怖くない文化に変えていく。

それがクリエイティブの仕事でもあるし、このエキスパートという役割の本質だと、今日改めて感じた一日だった。


「完璧な準備より、素直な一歩。」 合同会社SynQ Creative 西田井