私たちSynQ Creativeでは、HP・LP制作からSNS運用、動画制作まで、日々たくさんの「参考にしたい画像」と向き合っています。良いデザインを作るには、まず良い参考資料をどれだけ効率よく集め、整理し、必要なときにすぐ引っ張り出せるかが勝負を分けます。今回は、私たちが長年使ってきた「Eagle」と、最近話題になっている「Refern」を実際に比較しながら、それぞれの強みを紹介します。
なぜ「参考画像の管理」が重要なのか
デザイン制作でも、SNSの投稿ネタでも、動画の演出アイデアでも、良いアウトプットの裏には必ず「良いインプット」があります。しかし、Pinterestで見つけた画像、クライアントから送られてきた資料、自分で撮った写真——これらがパソコンのデスクトップやダウンロードフォルダに散らばっていては、いざというときに探し出せません。
「あの参考画像、どこに保存したっけ」で費やす時間は、積み重なると馬鹿になりません。だからこそ私たちは、専用の管理ツールを使うことを制作フローの標準にしています。
Eagle:とにかく「何でも入る」万能な資産庫
Eagleは、私たちが長く使ってきた定番ツールです。画像だけでなく、動画・フォント・音声・3Dデータ・PDFなど、80種類以上のファイル形式に対応しており、制作に関わるあらゆる素材を一つのライブラリにまとめられます。
- タグとフォルダが階層構造で管理できる
- 色・サイズ・評価などの条件で絞り込み検索ができる
- ブラウザ拡張機能で、Webサイトからまとめて画像を保存できる
- 買い切り型(一度購入すれば追加費用なし)
特に便利なのが、ブランドごと・案件ごとにフォルダを分けて素材を一元管理できる点です。SynQ CreativeでもHP制作やSNS投稿ネタのストックとして、案件フォルダごとにEagleのライブラリを使い分けています。
一方で、Eagleは取り込んだファイルを自分のライブラリ内にコピーして保存する仕組みのため、大量の画像を扱うとストレージ容量をかなり消費するという声もあります。長年使ってきた私たちも、この点は運用上気をつけているポイントです。
Refern:「作業しながら参照する」ことに特化した新星
Refernは比較的新しいツールで、Eagleとはやや性格が異なります。最大の特徴は、無限に広がるキャンバス上に画像を自由に配置できる「ムードボード」機能と、作業画面の上に参考画像を半透明で重ねて表示できる「常時最前面」モードです。
- 無限キャンバスで画像・テキスト・図形を自由にレイアウトできる
- 画像を画面の最前面に薄く重ねて表示しながら作業できる
- 画像同士の類似度検索や、カラーコード指定での色検索ができる
- フォルダ・画像・タグのつながりを可視化するグラフビューがある
- 元のファイルをコピーせず、置き場所を変えずにそのまま参照する仕組み
このうち特に注目したいのが最後の点です。Refernはファイルをコピーしないため、Eagleで課題になりがちなストレージの重複問題が起きにくい設計になっています。イラストやデザインカンプを描きながら、参考画像を画面上に薄く重ねて確認できる「常時最前面」モードも、制作現場では地味に効く機能です。
料金はEagleと同じく買い切り型で、こちらも追加のサブスクリプションなしで使い続けられます(将来的にクラウド同期機能がオプションで追加される予定とのことです)。
私たちなりの使い分け
実際に両方を試してみて、SynQ Creativeとしての現時点の使い分けはこうなっています。
- 素材の「保管庫」として使うならEagle——動画・フォント・PDFなど、画像以外の素材も含めて一元管理したい場合や、案件ごとに大量のアセットを長期保存したい場合
- 制作しながら「参照」するならRefern——ラフスケッチや配色検討など、手を動かしながら参考画像を見比べたい場面。無限キャンバスでムードボードを組む用途にも向いています
どちらか一方が正解というより、「素材を貯める」フェーズと「手を動かして作る」フェーズで、道具を使い分けるのが今のところ一番しっくりきています。
効率化の工夫は、道具選びから
私たちSynQ Creativeは、HP・LP制作、SNS運用、短尺動画制作、DX支援、そしてAI活用まで、幅広くクリエイティブの現場に関わっています。その中で大事にしているのは、「良いアウトプットのために、日々の作業をどう効率化するか」という視点です。今回のようなツール選びも、その工夫のひとつです。
制作のスピードやクオリティに直結する「裏側の仕組みづくり」に興味がある方は、ぜひ一度SynQ Creativeにお声がけください。私たちが実際に試して効果を感じた工夫を、そのままご提案に活かせます。

